最近の消費者金融業界の動向として、多くの金融会社が銀行系のグループに吸収されました。
最近はプロミスが、SMBCコンシューマーファイナンスという会社名に変えてサービスを行なっています。
そして大きな動きとしては、銀行のカードローンが増えていることです。
オリックス銀行のカードローン、スルガ銀行グループのカードローンを始め、地方銀行のカードローンも続々と増えています。
非常に金利が低く、限度額が高いため、非常に使いやすいのですが、なぜ最近になって銀行がカードローン事業を進め始めたのでしょうか?
それは銀行が今まで収益を上げてきた、企業への貸し出しや投資信託が不景気によって不調に陥っているからです。
不景気によって、企業への貸し出しリスクが高まり、貸し出せなくなってしまっていること、株式市場の冷え込みで投資信託をお客様が買ってくれなくなったことが大きいと言えます。
昔から存在する住宅ローンなどは金利が低くなる一方、フリーローンであるカードローンの金利は最高18%まで上がります。
銀行からしたら非常に利息が取れる商売なのです。
大手の消費者金融の業績が不調の中、その大きな資本力を武器に銀行が顧客の総取りを始めたわけです。
利用者側からしたら嬉しいところではありますが、銀行がキャッシングをやるのはなんだか不思議な気分ですね。